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こぼれ話 > 2009年記事 > 劇団四季『アルデールまたは聖女』自由劇場 2009年1月

劇団四季『アルデールまたは聖女』自由劇場 2009年1月

情報紙 ターミナル こぼれ話

劇団四季の旗揚げ作品
自由劇場で『アルデールまたは聖女』上演

 (2009年1月25日記載 この記事はWEBのみ掲載です)
 

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『アルデールまたは聖女』とは
(公演リリースより抜粋)

『アルデールまたは聖女』 が書かれたのは1948年、ジャン・アヌイが38歳のときでした。彼は作家人生の中で「黒色戯曲集」「バラ色戯曲集」のほか、数々の戯曲集を刊行していますが、この『アルデールまたは聖女』は、後期にあたる「きしむ戯曲集」(1958年)に収蔵されています。

1953年7月14日、劇団四季は20世紀を代表するフランスの劇作家ジャン・アヌイとジャン・ドロドゥの作品の上演を目指して結成されました。西欧演劇の正統的な流れを汲む二人の劇作家の作品の中に、自分たちが求める理想の演劇の形を見出し、そこから日本における新しい演劇活動を展開していこうと考えたのです。

劇団創立のメンバーは10人。慶応と東大の仏文科の学生を中心にして結集したメンバーは平均21歳という若々しい集団でした。半年あまりの準備期間を経て、1954年1月22日から3日間『アルデールまたは聖女』で旗揚げ。創立5周年までは『ひかりごけ』『週末』の2作を除き、ジャン・アヌイとジャン・ジロドゥの作品のみを上演していました。いまや古典劇から創作ミュージカルまで幅広いレパートリーを展開している劇団四季ですが、旗揚げ当初からの理念が根底にあるのです。


なぜ旗揚げ公演に『アルデールまたは聖女』を選んだのか?
(公演リリースより抜粋)

劇団四季創立当時、なぜこの作品を選んだのかと言う問いに、浅利氏は<アヌイが描いて見せた「愛の嘘」を舞台上で表現してみたかったのだと思う>と回想しているそうです。

1963年に浅利氏はパリに在住していたジャン・アヌイを訪問。その際、彼から「私の作品を遠く離れた国でたくさん上演してくれてありがとう。ところで着物を着て私の作品をやるとどういう感じになるの?」とたずねられたことが強く印象に残っているそうです。この作品は上流階級の話。それこそ着物を着ることが、日本の上演形式と思われたのかもしれないと浅利氏は述懐しています。


ストーリー(あらすじ)

舞台は平和なフランスのとある避暑地にある、名将レオン・サンペ邸。主人の将軍は、嫉妬で精神に異常をきたした夫人に隠れ、若いメイドと浮気をしています。長男の大尉は、20歳の美しい妻を邸に残したままアジアから帰らず、士官学校生の多感な次男は幼馴染のその兄嫁に複雑な感情を抱いている様子。

将軍の妹の伯爵夫人リリアーヌにも夫にも公認の愛人が居ます。もう一人の妹アルデールは、生まれつき身体に障害があり、人生の欲望とは無縁の聖地のような生活を送っていましたが、その彼女が同じ障害者の家庭教師と恋に落ちたことで、人々の間に危うく保たれていたバランスが崩れ始めます・・・


上演記録

1954年1月22日~24日 5回 中労委会館
1956年10月31日~11月9日 12回 一橋講堂
1973年8月12日~13日 2回 西武劇場
1983年1月27日~2月5日 13回 第一生命ホール

今回の上演は、26年ぶりです。


舞台稽古が公開されました
(2009年1月21日)
55年前の旗揚げ公演と同じ1月22日、
自由劇場で開幕しました。それに先駆け、
前日に舞台稽古が公開されました。



 



『アルデールまたは聖女』東京公演
出演者コメント

野村玲子(伯爵夫人役)
55年前の同じく1月22日に開幕した伝説の旗揚げ公演が、自由劇場に蘇ります。
『アルデールまたは聖女』 はフランスの上流階級を舞台に純潔と愛憎が激突する大人の物語です。その中で私が演じるのは夫と愛人との微妙な関係を保ちながら暮らす伯爵夫人。世俗に塗れた女性を演じるのは、これまでにない新しい挑戦で、とてもやりがいを感じています。
皆様に劇団四季の原点であるジャン・アヌイの名戯曲を心ゆくまでご堪能いただけるよう、一つ一つの台詞を大切に演じていきたいと思います。


~~~~~~~~~~~~~~~~~
『アルデールまたは聖女』公演概要
~~~~~~~~~~~~~~~~~

作:ジャン・アヌイ
訳:諏訪正
演出:浅利慶太

公演日程:2009年1月22日(木)~2月4日(水)
会場:自由劇場
チケット料金:S席7,000円 A席5,000円、A席学生料金3,000円

公演のお問い合わせ:
劇団四季東京公演本部
03-5776-6730(9:30~18:00 日祝休)

http://489444.com

 
 

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