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伊礼彼方さんインタビュー 情報紙ターミナル2010春号掲載 2010年3月

伊礼彼方さんインタビュー 情報紙ターミナル2010春号掲載 2010年3月

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情報紙 ターミナル こぼれ話

ブロードウェイ・ミュージカル『サイド・ショウ』の魅力と
現在の心境について<伊礼彼方>さんにインタビュー

 (2010年3月21日記載 この記事は情報紙ターミナル2010春号掲載と同じものです)
 

このページは「情報紙ターミナル」が取材した内容を掲載しております。
転載はおやめください。

 

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WEB記事 ターミナルこぼれ話では、舞台の製作発表や稽古場レポートなどを随時更新しています。なお、ターミナルこぼれ話の記事はWEBサイト用に書き記した記事です。


(写真・記事の転載・複製禁止)

伊礼 彼方(いれい かなた)さんプロフィール

1982 年2 月3 日生まれ。中学生の頃よ り音楽活動を始め、ライブ等に多数出演。 2006 年、ミュージカル『テニスの王子様』 で舞台デビュー。 2008 年にはミュージカ ル『エリザベート』ルドルフ皇太子役に大 抜擢。その後は『GLORY DAYS/ グロー リー・デイズ』『The Musical AIDA( アイー ダ)』『Garantido- 生きた証-』ほか、舞台 を中心に活躍。今後は、『絹の靴下~ SILK STOCKINGS ~』(5 月 青山劇場/6 月 シ アター・ドラマシティ)、9 月6 日~ 10 月 3 日は『エリザベート』( 帝国劇場) に出演 予定。

公式WEB
http://www.grand-arts.com/kanata/index.html

ブログ
http://ga-kanatablog.jugem.jp/
 
         
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★『サイド・ショウ』にバディ役で出演

このたび日本で初上演されることになったブロードウェイ・ミュージカル『サイド・ショウ』は、
実在した結合双生児ヴァイオレット・ヒルトンとデイジー・ヒルトン姉妹(1908 年~ 69 年) の
数奇な生涯を中心に描かれ、1920 年代アメリカのショー・ビジネス界の知られざる姿を
浮かび上がらせた作品です。劇中に台詞はほとんどなく、『ドリームガールズ』の
作曲家ヘンリー・クリーガーの楽曲で全編構成されています。この作品で、貴城けい
さんが演じるヴァイオレットと恋に落ちるバディ・フォスター役の伊礼彼方さんに
インタビューしました。


★公演は、4 月7 日~ 4 月18 日 東京芸術劇場中ホールにて。
アフタートークショー開催日など詳しくはWEBページ http://www.sideshow.jp をご覧ください。
お問い合わせは、オフィス・ミヤモト 03-3312-3526 ( 平日11:00 ~ 18:00)


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伊礼 彼方さんにインタビューしました
(インタビュアー 住川絵理/2010年3月取材)


 『サイド・ショウ』の魅力は、音楽!

伊礼 彼方

ブロードウェイ版のCD を聴いた瞬間に、気持ちが持っていかれて
「この曲かっこいい! この作品に出演したい!」と直感的に思いました。
全編歌を中心に綴られているので、心理描写も音楽を通して行われているんです。
例えば、“ 愛のトンネル”という曲は転調したり変調したりしながら、それぞれの
登場人物の心情が表されていて、それが合わさってひとつの曲になっています。
そういうところは、まさにミュージカルの醍醐味だと思いますし、とても好きですね。


バディという役どころについて

伊礼 彼方

ホテルの客席係をしながらメジャーデビューを夢見ている、まだ底辺にいる
ミュージシャン役です。ヴァイオレット・ヒルトンとデイジー・ヒルトン姉妹に出会い、
この2 人を売り出したいと働きかけるのですが、本心は「どんな手を使ってでも自分も
有名になりたい、上にのぼってやる」という野心があります。
僕も中学生の頃から音楽活動をしていて、路上ライブをやっても誰も
立ち止まってくれず「いつか有名になってやる!」という強い思いはありましたので、
この気持ちはすごくよく分かります。この役は、ずっと高い声で歌ったり話したり
しているので、時々自分の地声が分からなくなりますが(笑)
テンションの高いアメリカ人を演じられたらと思います。


実在した結合双生児姉妹の話

伊礼 彼方

僕が演じるバディはヴァイオレット・ヒルトンに恋をします。しかし、
ヴァイオレット・ヒルトンとデイジー・ヒルトン姉妹は結合双生児なんです。
腰の部分が繋がっているので、いつも2人一緒。
なぜバディはヴァイオレットを愛したのか・・・。最初は同情のような気持ちで付き合い、舞台の上で輝いている彼女のいいところだけを見ようとしますが、どこか
差別的な気持ちが常に心の底にあるんですね。
そういう意味では一番リアルに描かれているのが僕の役なんじゃないかと思います。
僕はハーフで、6 歳まで海外で過ごしたので外国人だという目で見られ、
同級生の言う何気ない言葉に傷ついたこともありました。
僕自身が変わり始めてからはそういうことはなくなりましたが、
バディが彼女に対して同情し、救ってあげたいという気持ちを持った
のもよく分かります。このようなハンディを持った人たちが見世物小屋の
フリークスとして出演しているというところも考えさせられますね。
実在したこういう方々の映像を見たら呼吸が出来なくなるほどの感情が込み上げ
てきました。演出家からは、「自分たちがそういう方たちを差別的な目で見て
いるのか、もしくはその反対なのかをお客様に感じていただけるものが
出来れば」と言われています。観てくださる方が何かを感じ取ってくださる
ものにしたいですね。


伊礼さんがミュージカル俳優を志したきっかけ

伊礼 彼方
路上ライブで音楽活動をしていたとき、ミュージカルのオーディションを受けてみない
かと声をかけられました。ミュージカルという世界のことを全く知りませんでしたが
「音楽活動も芽が出ないし、あるのはギターと自分だけ…」という状況でしたから、
挑戦してみようと思って受けに行きました。
それが縁でミュージカル『テニスの王子様』で舞台デビューすることになりました。
その後またしばらく仕事がなくて、心が折れそうになったときに今のマネージャー
と出会い、ミュージカル『エリザベート』のルドルフ役を受けてみないか?という
話があり「これが駄目だったらもう辞めよう」という決意で臨んだオーディションでしたね。このルドルフ役をやらせていただいたときから自分の人生ががらっと変わった
ような気がします。


最近思うこと

伊礼 彼方

ここのところ色々な役をさせていただき、とてもありがたく思っています。
不思議なことに自分自身のプライベートで何か乗り越えられない壁が出来たときも、
演出家と役作りについての話をしているうちにその答えが見えてきたりすることが
あるんです。色々なことが繋がって、1 歩1 歩階段を昇れる仕事をさせて
いただいているなぁと感謝していますし、どんな経験も無駄なことはないなと
感じています。
この前出演した『Garantido- 生きた証-』は、境遇が自分と重なるところもあり、
自身に向き合うきっかけとなりました。今までこういったことを両親と心を割って
話したことがなかったのですが、この作品を機に色んな話をしました。
今、思うのは、自分たち兄弟が幸せになることが親にとって一番喜んでくれる
ことなんじゃないかと。それを更に後世へと伝えていけたら幸せかな。
自分が今頑張っていられるのは両親や皆さんのお陰だと思っています。
これからも新しい引き出しを増やして俳優として、人間として、
成長していく過程を見せていけたらと思います。




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ブロードウェイ・ミュージカル『サイド・ショウ』
公演概要
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脚本・作詞:ビル・ラッセル
作曲:ヘンリー・クリーガー
演出:板垣 恭一

出演
貴城けい 樹里咲穂
下村尊則 大澄賢也 伊礼彼方 岡幸二郎 ほか


日程:2010年4月7日(水)~18日(日)
会場: 東京芸術劇場 中ホール
料金: 【平日】S席10,000円 A席8,000円 
【土日】S席11,500円 A席9,500円
(全席指定・税込) ※未就学児入場不可

★ アフタートークショー
【開催日時と登壇者】
4月9日 (金)14:00 貴城けい、樹里咲穂、大澄賢也
4月11日(日)16:00 貴城けい、樹里咲穂、伊礼彼方
4月14日(水)14:00 貴城けい、樹里咲穂、下村尊則
4月16日(金)14:00 貴城けい、樹里咲穂、岡幸二郎 


お問い合わせ
オフィス・ミヤモト 03-3312-3526 (平日)11:00~18:00

公演WEB  http://www.sideshow.jp/

公演ブログ  http://www.blog.sideshow.jp/

 
 

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