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桜乃彩音さんインタビュー -ブロードウェイミュージカル『Pal Joey』出演- 2010年7月

桜乃彩音さんインタビュー -ブロードウェイミュージカル『Pal Joey』出演- 2010年7月

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情報紙 ターミナル こぼれ話

ブロードウェイミュージカル『Pal Joey』にご出演の
桜乃 彩音さんにインタビュー

 (2010年7月27日記載)
 

このページは「情報紙ターミナル」が取材した内容を掲載しております。
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(写真・記事の転載・複製禁止)

桜乃 彩音(さくらの あやね)さんプロフィール

2000年 88期生として宝塚音楽学校入学。
2002年 宝塚歌劇団に入団。翌年花組に配属。
2006年より花組の主演娘役として、『ファントム』、
『太王四神記』、『ME AND MY GIRL』などに出演。
2010年5月『虞美人 -新たなる伝説-』にて退団。

ブロードウェイミュージカル『Pal Joey』が、退団後初出演のミュージカル作品となる。


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桜乃 彩音さんにインタビューしました
(インタビュアー 住川絵理/2010年6月21日取材)

宝塚歌劇団を5月30日に退団し、人生の節目を迎えた今、
過去・現在・未来の観点から色々とお話を伺いました。


5月30日に宝塚歌劇団を退団し、約3週間が経ちましたが現在の心境を。


しばらくは宝塚を卒業したという実感がなくて脱力してしまいました。
音楽学校を入れたら10年以上居た場所なので、そこを巣立ったというのは
何だか帰る場所がなくなったみたいで寂しい気持ちもあるのですが、
光栄なことに退団後初の出演作品として『Pal Joey』が控えているので、その公演に
向かって新たな気持ちで前に進みだしたところです。

千秋楽は、達成感と幸せに満ちた気持ちで一杯で、宝塚生活の中で一番幸せな日でした。
色々な壁にもぶつかり、悩んだ時期もありましたが、宝塚に入ることが夢だったの
ではなく、“自分がどこまでやれるか目標を持って歩くことが夢に繋がっていく”と、
感じるようになってからは、立ち止まらずに歩いて来られたように思います。
特に退団発表をしてからは、周りの方々の愛情を感じ、多くの方に支えて
いただいていると強く感じました。



娘役トップスターとしての約4年間を振り返ると?


特にこの4年間は自分との戦いでした。私の中で下級生の頃から
“こういう娘役になりたい!”というイメージがあったのですが、
正直なところ、その思いにがんじがらめになっていた時期もありました。
男役さんのことを大切にし、この方が素敵に見えるようにするには
自分はどう存在するべきかということを常に考えていました。
それは舞台上だけでなく、普段からどのような気遣いをしたらいいかと。

その中で見えてきたことは、素直な気持ちで接するということ。
主演娘役として春野寿美礼さん、そしてその後は真飛聖さんと組ませていただきましたが、
お二人とも何があっても、受け止めてくださいました。
稽古中だけでなく、本番が始まってからも終演後にディスカッションをして
次の舞台に繋げていました。そういう経験ができたことが自分なりの達成感と
幸せに満ち足りた気持ちというものに繋がったのだと思います。

これから先、そういう存在ではなくなるというのが不安ですが、
宝塚で経験したこと、そして皆様からいただいた愛情を思い出すだけで
前に進むエネルギーになりそうです。



今は、生活リズムもがらっと変化したのでは。


宝塚生活では朝に家を出て夜中に帰る生活だったので、
昼間外を歩くことでさえ新鮮に感じます。
今は、次の日のことを考えずに過ごせるので、そんな日々を楽しんでいます。
最近普段の生活の中で、学校のチャイムを耳にして、
こんな音も長いこと聞いていなかったなって。

旅行も行きたいですね。いつかイタリアに行って街並みを見てみたいです。
沖縄やハワイでのんびり過ごすのもいいな。

自分の将来の夢としては、小さい頃幼稚園の先生になりたくて、
今も子どもが大好きなので、子どもたちにリトミックやピアノを教えるようなことも
やってみたいなと思います。


10月には、ブロードウェイミュージカル『Pal Joey』にご出演ですね。
宝塚退団後、初のミュージカル出演となりますが、意気込みを。


宝塚ではずっと先々までスケジュールが決まっていたのですが、
これからは全て自分で決めていくことになります。
半年先何をしているんだろうと思う反面、伸び伸びした自分が出せるような気もします。
あまり先のことを考えずに今したいと思うことをできたらいいなと。

そんな中で、今自分がしたいと思ったのはブロードウェイミュージカル『Pal Joey』
という作品の中で自分がどこまでできるのか挑戦すること。

実は宝塚退団後に、舞台に出演するかどうかも迷っていたんです。
この作品のお話をいただいてじっくり考えたときに、
ブロードウェイミュージカルであるということと、今までとは全然違うところで
自分を表現してみたいという気持ちが大きくなり、やらせていただくことを決めました。
今まで宝塚で学んだことを生かしながらも、また自分で新たなハードルを作って
それを乗り越えてみたくなったんです。

相手役が男性ですし環境が全く違うので、宝塚という枠がなくなった今、
自分がどこまで手を伸ばせるのか・・・全てのことが楽しみですね。

メディアなどでも活躍なさっている坂本昌行さんや高畑淳子さんと
共演できるのは光栄なことですし、彩吹真央さんと再びご一緒できることも楽しみです。
彩吹さんは私の初めての旦那様役だったのですが、今回は女性としての共演なので、
慣れるまでちょっとドキドキしそうです(笑)



『Pal Joey』の役作りで始めていることはありますか?


今は資料を集めているところです。シカゴに行くのはちょっと無理かもしれませんが、
映画や写真をたくさん見て、準備したいと思います。
私は公演が決まると原作やDVDを集めるので、
どんどん家の中が資料で埋まっていきます(笑)

宝塚の娘役ではなくなりましたが、今まで学んできたことは自分の財産なので、
そこは誇りを持って大切にしたいです。それプラス自分らしさを出せたらいいなと。
それがどういう形になるのか、自分でも未知の世界なので
これからじっくり考えていきたいです。何をするにしても明るく前向きに
生きていけたらと思います。


皆さんにメッセージを。


『Pal Joey』で、宝塚を卒業して初めてのミュージカル出演を致します。
宝塚で学んだことを生かしつつ、新しい役作りをしていけたらと思っています。
私自身も楽しみですし、おしゃれな作品になると思います。是非足をお運びください。



 
 


★ブロードウェイミュージカル『Pal Joey』あらすじ
(内容に触れています)

1930年代、シカゴ。流れ者のクラブシンガー、ジョーイ・エヴァンス(坂本昌行)。
彼はいつの日か自身の店を持つことを夢見つつ、甘く巧みな言葉で女性を誘惑するプレイボーイ。
ジョーイは新天地、シカゴの寂れたチープなナイトクラブで、MCとして採用される。
その店で、昔別れた恋人グラディス・バンプ(彩吹真央)と運命の再開をする。彼女は
クラブスターの歌手。ジョーイに捨てられたグラディスだが、まだどこかジョーイに惹かれている。

ある晩、ジョーイは街のコーヒーショップで、同じくシカゴにやってきたばかりの
リンダ・イングリッシュ(桜乃彩音)に出会う。得意の饒舌で彼女の気を惹くジョーイ。
二人の会話は次第に弾み、リンダはジョーイにほのかな恋心を抱くようになる。

一方、ジョーイはクラブに訪れた大富豪夫人のヴィラ・シンプソン(高畑淳子)にも挑発的な態度で
せまるが、ヴェラはそれを軽く受け流し悠々と席を立って出て行ってしまう。上客を逃して
しまった事に激怒するクラブのオーナー、マイク(青山明)にジョーイは平然と言う。
「彼女は必ずまたやってくる。明日の晩、誰か俺のかけに乗るか?」。
誰も彼の側につく者はいないが、そこにグラディスが口を挟む。「あたしが乗るわ、彼に」。
マイクは渋々、彼に一日の猶予を与えるが、ヴェラは結局店に現れずジョーイはクビになる。
意気消沈しているジョーイを慰めようとするリンダ。翌日、ジョーイ最後のステージが始まり、
ダンスが盛り上がり音楽が最高潮に達したその時・・・ヴェラが現れる。
ジョーイは賭けに勝ったのだ。

ジョーイはヴェラに連れられ、ショーで着るスーツの仕立て屋を
訪れるが、偶然そこで働いていたリンダと鉢合わせ。女の勘で二人の関係に気付いたヴェラは、
ジョーイがまるで自分ととても深い関係であるかのような態度を リンダに見せつける。
立ちすくむリンダ。

ヴェラの投資で、念願通り自分の店を手に入れたジョーイ。
クラブは連日大盛況だが、ジョーイは満足していない。ありきたりのショーばかりではつまらない。
独創的な新しいアイデアのショー・・・。いらだつジョーイはグラディスと激しい口論となり、
彼女をクビにしてしまう。憤るグラディスはマイクをけしかけジョーイへの仕返しを画策する・・・。
果たして結末はいかに?!



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ブロードウェイミュージカル
『Pal Joey』公演概要
~~~~~~~~~~~~~~~~~


翻訳/訳詞・演出:吉川徹
振付:リチャード・ピークマン

出演:坂本昌行 彩吹真央 桜乃彩音 高畑淳子 ほか

東京公演
日程:2010年10月2日~10月17日
会場: 青山劇場
料金:SS席12,000円 S席11,000円 A席9,500円
お問い合わせ:東京グローブ座 03-3366-4065
サンライズプロモーション 0570-00-3337

大阪公演
日程:2010年10月22日~10月24日
会場: シアターBRAVA!
料金:SS席12,000円 S席11,000円 A席9,500円
お問い合わせ:東京グローブ座 03-3366-4065
キョードーインフォメーション 06-7732-8888

※東京・大阪とも2010年8月7日一般発売開始
※未就学児童のご入場はご遠慮ください。

主催:東京グローブ座
企画・製作:Quaras
運営協力:キョードー大阪(大阪公演のみ)


http://paljoey.jp/

 

 
 

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