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彩吹真央さんインタビュー -ブロードウェイミュージカル『Pal Joey』出演- 2010年7月

彩吹真央さんインタビュー -ブロードウェイミュージカル『Pal Joey』出演- 2010年7月

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情報紙 ターミナル こぼれ話

ブロードウェイミュージカル『Pal Joey』にご出演の
彩吹 真央さんにインタビュー

 (2010年7月27日記載)
 

このページは「情報紙ターミナル」が取材した内容を掲載しております。
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(写真・記事の転載・複製禁止)

彩吹 真央(あやぶき まお)さんプロフィール

1992年、80期生として宝塚音楽学校入学。
1994年 宝塚歌劇団に入団。翌年雪組に配属。 その後、花組を経て再び雪組へ。
演技力・歌唱力に 定評がある男役スターとして活躍。雪組男役スター5名 で結成された『AQUA5』のメンバーの一員として、アルバム・ シングル等をリリースした。
2010年4月『ソルフェリーノの夜明け/Carnevale(カル ネヴァーレ) 睡夢(すいむ)』にて退団。

退団後初の舞台出演として、コンサート形式の『DRAMATICA / ROMANITICA』
(7月20日~7月22日/シアタークリエ)、7月27日にはC.C.LEMONホールでの追加公演も決定。ブロードウェイミュージカル『Pal Joey』、『COCO』に出演する。『Pal Joey』は退団後初出演のミュージカル作品となる。


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彩吹 真央さんにインタビューしました
(インタビュアー 住川絵理/2010年6月21日取材)

宝塚歌劇団を4月25日に退団し、人生の節目を迎えた今、
過去・現在・未来の観点から色々とお話を伺いました。


4月25日に宝塚歌劇団を退団し、約2ヶ月が経ちました。
生活のリズムもだいぶ変わったのでは?現在の心境をお聞かせください。



宝塚の卒業を発表してから、日々皆さんから沢山の幸せを頂いて、 それが日々大きくなり、
4月25日の千秋楽は本当に生涯忘れられない最高の一日になりました。
ファンの方、お客様、共演者、スタッフの皆様から、今まで自分がやってきたことへの
ご褒美をいただいたなと思いました。宝塚に入らないと経験できないことや
出会いが山ほどありましたし、素晴らしい16年間でした。

千秋楽の翌日は雪組の組旅行がありました。夜遅くまで下級生と
舞台談義をしたり、宝塚のよさを語り合ったり。とても楽しい時間を過ごしました。

宝塚での16年間は常に男役であることを忘れずに過ごしてきたので、
退団後は生活自体が全てがらっと方向転換しました。着るものもそうですし、
自分の目で追うものも色々変わってきましたね。
細部にわたって、日々発見があります。

例えば、街を歩いていても今までだったら絶対着ないだろうと思っていた
洋服が目に入ってきます。スカートはあまり似合わないと思うので
まだ履いていないのですが、もうすぐ解禁しようかなと思ったり、
今、サルエルパンツが流行っているので、そういうものも履いてみたいなと。

デパートなどに行っても今まではメンズフロアを見ていたのですが、
最近はその階には立ち寄らなくなりました(笑)
これからはパンツスタイルもさりげなく着こなして、
“かっこいい女性像”を目指したファッションを楽しめたらと思っています。

生活環境を東京に移すというのも大きな変化ですね。
幼い頃から関西で過ごしていたので、関西魂は忘れずに行きたい!(笑)

7月のシアタークリエのコンサート、 そして10月の『Pal Joey』に向けて、
自分がやるべきことは何かを考えながら過ごしています。
生活の変化を楽しんでいる毎日です。



生活環境が変わり、最近何か新たな自分を発見したことはありますか?


今までの男役という枠がなくなるので、これからは自分をどのようにプロデュースして
表現していくかということを考え、今まで以上に貪欲にやっていけたらと思います。
今現在、年内は3つの舞台が決まっているので、今年はこの作品にかけて、
そこから見えてくる自分探しをしていきたいと思っています。

まだ“自分自身が見えていない自分の存在”があると思うので、
そのあたりをじっくり見つめて考えたいですね。
どんなことでも恐れずにやっていけば前に進めるだろうし、道は開けてくると
思っています。その範囲がグンと広がってくるはずなので、自分で枠を決めようと
せずに自分が楽しみながら泳いでいけたらいいなと。

宝塚時代から思っているのは、ブロードウェイやロンドンに比べると、
日本はまだまだエンターテインメントを楽しむお客様が限られているような
気がするということ。その層を、一ミリでも広げられる存在になれたらいいなと。
私自身ミュージカルがとても好きなので、そんな気持ちをいつも持っています。

今はコンサート形式で行われる 『DRAMATICA / ROMANITICA』
(7月20日~7月22日 シアタークリエ、 7月27日 C.C.LEMONホール )の稽古を
やっています。このメンバーに入れていただけてとても光栄です。
男役の音域って大体決まっているので、今まではそこから上の高い音は
あまり出すことがなかったのですが、敢えて出していなかったキー(音域)の決壊が
解き放たれてその音域を歌ったときの気持ちよさはたまらないですね。
この、高音を出したときの今まで味わったことがない
解放感にやみつきになっています!!(笑)

音域が広がることにより表現の仕方も変わってくるでしょうし、
歌に対しての視野も広がりました。これから色んなジャンル・色んなキーに
挑戦したいという気持ちが大きくなりました。
歌うことは大好きなので、これからもどんどんやっていきたいと思っています。

5月22日、プロバスケットボールの試合前に国家独唱をさせていただきました。
今までも舞台の上で一人で歌うことはありましたが、今回はアカペラだったので、
表現するのは私の声だけという状態で、かなり緊張しましたね。
歌い終わった後は、正直ホッとしました。スポーツの会場で日本の国歌を一人で
歌わせていただく機会というのはなかなかないことなので、とても貴重な経験を
したなぁと思いました。



10月にはブロードウェイミュージカル『Pal Joey』にご出演ですね。
ナイトクラブの歌手ということですが、どのような役作りを考えていますか?


“グラディスという役を通じ女性として生きる”ということは、私にとって初めての挑戦と
なります。といっても、男役も女役も一人の人間ということに変わりはないので、
共通部分は必ずあると思います。時代や役柄を感じながらどのように存在できるか、
自分自身も楽しみです。

今は映画・歌番組・ドラマ・ファッションショーなど、色々な角度から女性の研究を
しています。街を歩いていても、世の中の女性がどのように歩いたり座ったり
しているのかということに目が行きます。今まで男性のかっこよさを追及していたので、
そこがだいぶ変わったところですね(笑)

私が本来持っている、今まであまり公に出さなかった女性としての部分を
目覚めさせていきたいです(笑) あくまでも私の目標は“自然体”なので、
“女性らしくやっている”という風にならないように頑張りたいと思います。

ナイトクラブの歌手ということで、色っぽくできたらなと思いますし、
それを求められているだろうなとも思います。どちらかというと今まで
あまり色気の部分が足りなかったかもしれないので(笑)、そのあたりも
新たな自分を発見できるようにしていきたいですね。

ヒールを履くことにより、体つきも変わっていくでしょうし、
今まで男役時代は足を開いて座っていたところを、 ひざをつけないといけないとか、
色々と意識改革が必要になりそうですが、楽しみながらやっていきたいと思います。



彩吹さんにとって『Pal Joey』は初めてづくしの公演になりそうですが、
桜乃彩音さんとの久しぶりの共演でもありますね。
これからは 彩吹さんのどんな一面を見せていきたいと思いますか?


彼女とは縁があるなと。花組時代に一緒に過ごし、夫婦役を何度も経験し
色々と話し合いながら役作りをしてきたので、再び宝塚を離れた後も舞台で共演
できるのはご縁だなと思っています。

今回は女性同士で、しかも恋のライバル!今までとは全く違った形での共演と
なりそうです。女性役としては彼女が先輩なので、たくさんのことを
学びたいと思います。今日『Pal Joey』のポスター撮影があるのですが、
スカート姿なので立ち方などを質問して教えてもらいました(笑)

先日、出演者とスタッフの顔合わせがあったのですが、演出の吉川徹さんがとても
気さくな方で、“気負わないで自由にやっていい”とおっしゃってくださいました。
ちょっと身構えていた部分があったのですが、肩の余計な力が抜けました。
和やかな顔合わせだったので、お稽古が始まるのが楽しみです。

この公演では、グラディスという役に向き合っていくわけですが、
“今までの自分、今現在の自分、これから初めて出会う自分”という三つの
自分ときちんと向き合い、彩吹真央にしかできない表現をしていきたいと思います。

初めて私をご覧になる方には、彩吹真央っていうこんな人がいたんだと
思っていただきたいですし、今までの私をご存知の方にもこういう一面があるんだと
感じていただけるようになるといいですね。

技術的にも自分を高め、いつも可能性は無限大という思いを胸に、
何事にも前向きに取り組んでいきたいと思います。



 



★ブロードウェイミュージカル『Pal Joey』あらすじ
(内容に触れています)

1930年代、シカゴ。流れ者のクラブシンガー、ジョーイ・エヴァンス(坂本昌行)。
彼はいつの日か自身の店を持つことを夢見つつ、甘く巧みな言葉で女性を誘惑するプレイボーイ。
ジョーイは新天地、シカゴの寂れたチープなナイトクラブで、MCとして採用される。
その店で、昔別れた恋人グラディス・バンプ(彩吹真央)と運命の再開をする。彼女は
クラブスターの歌手。ジョーイに捨てられたグラディスだが、まだどこかジョーイに惹かれている。

ある晩、ジョーイは街のコーヒーショップで、同じくシカゴにやってきたばかりの
リンダ・イングリッシュ(桜乃彩音)に出会う。得意の饒舌で彼女の気を惹くジョーイ。
二人の会話は次第に弾み、リンダはジョーイにほのかな恋心を抱くようになる。

一方、ジョーイはクラブに訪れた大富豪夫人のヴィラ・シンプソン(高畑淳子)にも挑発的な態度で
せまるが、ヴェラはそれを軽く受け流し悠々と席を立って出て行ってしまう。上客を逃して
しまった事に激怒するクラブのオーナー、マイク(青山明)にジョーイは平然と言う。
「彼女は必ずまたやってくる。明日の晩、誰か俺のかけに乗るか?」。
誰も彼の側につく者はいないが、そこにグラディスが口を挟む。「あたしが乗るわ、彼に」。
マイクは渋々、彼に一日の猶予を与えるが、ヴェラは結局店に現れずジョーイはクビになる。
意気消沈しているジョーイを慰めようとするリンダ。翌日、ジョーイ最後のステージが始まり、
ダンスが盛り上がり音楽が最高潮に達したその時・・・ヴェラが現れる。
ジョーイは賭けに勝ったのだ。

ジョーイはヴェラに連れられ、ショーで着るスーツの仕立て屋を
訪れるが、偶然そこで働いていたリンダと鉢合わせ。女の勘で二人の関係に気付いたヴェラは、
ジョーイがまるで自分ととても深い関係であるかのような態度を リンダに見せつける。
立ちすくむリンダ。

ヴェラの投資で、念願通り自分の店を手に入れたジョーイ。
クラブは連日大盛況だが、ジョーイは満足していない。ありきたりのショーばかりではつまらない。
独創的な新しいアイデアのショー・・・。いらだつジョーイはグラディスと激しい口論となり、
彼女をクビにしてしまう。憤るグラディスはマイクをけしかけジョーイへの仕返しを画策する・・・。
果たして結末はいかに?!



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ブロードウェイミュージカル
『Pal Joey』公演概要
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翻訳/訳詞・演出:吉川徹
振付:リチャード・ピークマン

出演:坂本昌行 彩吹真央 桜乃彩音 高畑淳子 ほか

東京公演
日程:2010年10月2日~10月17日
会場: 青山劇場
料金:SS席12,000円 S席11,000円 A席9,500円
お問い合わせ:東京グローブ座 03-3366-4065
サンライズプロモーション 0570-00-3337

大阪公演
日程:2010年10月22日~10月24日
会場: シアターBRAVA!
料金:SS席12,000円 S席11,000円 A席9,500円
お問い合わせ:東京グローブ座 03-3366-4065
キョードーインフォメーション 06-7732-8888

※東京・大阪とも2010年8月7日一般発売開始
※未就学児童のご入場はご遠慮ください。

主催:東京グローブ座
企画・製作:Quaras
運営協力:キョードー大阪(大阪公演のみ)


http://paljoey.jp/

 

 
 

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