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2010劇団四季オーディションレポート 2010年10月

2010劇団四季オーディションレポート 2010年10月

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情報紙 ターミナル こぼれ話

2010劇団四季オーディションレポート
あざみ野にある 四季芸術センターで行われました

 (2010年10月29日記載 この記事はWEBのみ掲載です)
 

このページは「情報紙ターミナル」が取材した内容を掲載しております。
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WEB記事 ターミナルこぼれ話では、舞台の製作発表や稽古場レポートなどを随時更新しています。なお、ターミナルこぼれ話の記事はWEBサイト用に書き記した記事です。



▲オーディション開始前、浅利代表の話に耳を傾ける受験者

▲小休憩の後、順番を待つ受験者 左は浅利代表

(写真・記事の転載・複製禁止 敬称略)


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★劇団四季オーディション本選が行われました。
レポート形式でご紹介します。
(2010年10月24日)

10月23日の予選が行われた翌日、10月24日に本選が行われました。

<10月24日、当日の主な流れ>

◆8時15分 受験者受付開始

◆8時50分 浅利代表のお話
「実力だけでなく、我々が求めているニーズに応えてくれる人、そして
このキャラクター(役)に合いそうだなと思える人が欲しいと思っています。
今年はこの中から、50名ぐらいを合格ということしたいと思っています。
緊張するなと言っても無理でしょうが、緊張は邪魔にしかなりません。
思い切って、リラックスしてのぞんでください。
狙ってやってもダメですよ、自然体で受けてください。
僕たちも全力で審査します。本日はよろしくお願いします」と挨拶。

浅利代表の話を聞き漏らさないように、食い入るような表情の受験者たち。
オーディション前の緊張感と、劇団四季の浅利代表の言葉を直接聞いているという
充足感が見て取れます。


◆9時すぎ オーディション開始

★ジャズダンス審査(研究生→一般→歌研究生)
研究生と一般は、『コーラスライン』のジャズコンビネーション。
踊る時間は約30秒足らず。2名ずつ(3名の場合も)踊るので
あっという間に終了です。 歌研究生は違う作品のナンバーでした。
審査の振りは、お手本を劇団員1名が前方で踊っていました。

出番が近くなった人は、審査会場内で待ちます。
座ったまま振りを確認する人、ただじっと見入っている人、
精神を集中させている人、足をたたいて緊張を和らげている人。
緊張感MAXのひとときを、思い思いに過ごします。



★小休憩の後、バレエ審査(バレエ研究生→一般)
思い思いにウォーミングアップする受験生たち。
バレエ審査が始まり、1人ずつ踊りを披露します。
タンバリンや扇など、小道具を持って踊る人もいました。
音楽が流れる静かな会場内に、トゥシューズのコツコツという音が
響き緊張感を増します。





★小休憩の後、歌唱審査(クラシック一般→ポピュラー一般)

基本的には6名が並んで座り、ピアノの生演奏に合わせて
1人ずつ歌声を披露します。ポピュラー一般の曲は、
『AIDA』 より「勝利目指して」、『美女と野獣』より「愛せぬならば」、
『ウィキッド』 より「魔法使いと私」ほか、それぞれが自分の持つ歌唱力を
限られた時間内でアピールします。



★小休憩の後、演技審査→(演技一般)
1人ずつ台詞を言います。
『夢から醒めた夢』 配達人の台詞、『コーラスライン』コニーの台詞など。

★お昼休憩の後、歌唱審査(ジャズダンス一般→バレエ一般)

先ほどの歌唱審査と同じ状況で行われます。

◆ 14時30分頃、審査終了

今回は書類応募総数1636通、書類通過436名、予選通過168名。
この日行われた本選の中から、最終的に50名程度が選ばれる模様です。
受験者の合否は郵便で通知されます。


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★取材者・住川絵理のコラム
「劇団四季オーディションに立ち会っての感想」



「何かを伝えるとはどういうことなのか?」

このオーディションを見学し、そんなことを強く感じました。
表現者としての本質を試されるもの・・・それがオーディションなのではないかと。

ダンス・歌・台詞という審査内容ですが、
それらは表現のツールのひとつだと私は考えます。
技術的なことだけでなく、その先に何が見えてくるのか・・・。

着ている物、表情、歩き方、声の出し方などに目が行くのはもちろんですが、
限られた短い時間の中で、その人の持つ世界観がいかに作りだせるのか、
惹き付ける何かを持っているかどうか、そのあたりが重要になってくるような気がします。

今回のように即戦力を求めているオーディションの場合は、
キャラクター(役)がイメージしやすいかどうかということも
求められているのかも。

大人数で出ている作品でも、舞台に出たら役者は孤独な部分があります。
オーディションもそれと同じ。周りの人との競争でもありますが、
一番は自分自身への挑戦だと思います。

出番を待っているとき、自分の番になったとき、終わった後の表情。
皆、それぞれで、思い思いの表情からは、その人のドラマが見えてきます。

オーディションに限らず、
夢とは、叶えるものにあるものだと思うけど、
そこに行き着くプロセスによって、その後の人生がいかに
豊かなものになるかが変わってくるような気がします。

入団できるのはほんの一握り。入団 した後も、競争の世界。
華やかな舞台裏では、たくさんの人たちの日々の訓練が日夜続いているということを
あらためて感じる1日になりました。





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劇団四季のオーディションとは
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(2010年10月24日記)


劇団四季は、1953年7月14日創立。
「全国に演劇の感動を届ける」という理念の下で活動を続けています。
2009年実績の規模は、全国224都市、総公演回数3462回、
総観客動員数のべ300万人に上り、ミュージカルから
ストレートプレイまで多岐に亘った作品を上演しています。

2011年には全国10館目となる「北海道四季劇場」が札幌にオープン。
俳優たちの活躍の場は、益々多くなりそうです。

劇団四季のオーディションは、1972年にブロードウェイミュージカル
『アプローズ』 配役選考のため、日本で初めてのオーディションを
行ったのだとか。主演の越路吹雪以外のキャストを
全てオーディションで決め、応募者134名の中から
選ばれたのが当時ジャニーズに所属していた飯野おさみ、
雪村いずみ、木の実ナナ ほか。

以来、劇団の歴史と共にオーディションが行われています。
毎年定期的に行われているオーディションのほか、
記念オーディションや、作品オーディションが公開されたことも。

現在、劇団四季の俳優陣は約700名。
そのほとんどがオーディション出身者だというから驚きです。



 
 

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