地元目黒のお話も満載・・・
片岡孝太郎さん



地元目黒のお話も満載・・・
歌舞伎役者 
片岡孝太郎さん
 
 
 
   
プロフィール

○ 片岡孝太郎(かたおかたかたろう)…本名は片岡康雄。
  昭和43年1月23日生まれ。屋号は松嶋屋。中目黒に実家があり、結婚するまで住んでいた。平成8年に結婚。平成12年に長男・正博くんが誕生。父は、15代目片岡仁左衛門、妹に、宝塚歌劇団の汐風幸と、片岡京子がいる。伯父は、片岡我當と片岡秀太郎。従兄弟は片岡進之介、片岡愛之助ら。



家族のこと

  片岡孝太郎さんは、歌舞伎役者十五代目片岡仁左衛門さんの長男。妹には、宝塚歌劇団の汐風幸さんと、女優の片岡京子さんがいる。今は多方面で活躍中の3兄弟だが、小さいころはケンカなどもしたそう。「妹2人が年子で、女の子同士ということもありとても仲が良いので、僕は割と1人でしたね。2人は同盟を組むので、ケンカするといつも2対1でしたから(笑)。3人の中では、一番汐風が活発だったかな」と孝太郎さんは、子供の頃を振り返る。
孝太郎さんは5年前に、結婚。心境の変化をたずねたら「やはり結婚してから責任感が生まれましたね。(家内に)恥ずかしい思いをさせたくないって思いますから」と言う。昨年、1児の父親になったが、その話題になると「今、家に居るときが楽しいですね」と、ほころんだ表情に。まだ1歳になったばかりですが、なるべく自然に親しんで芝居好きになってくれるとうれしいですね。だからできるだけ楽屋にも連れてくるようにしています。やはり、歌舞伎役者になって欲しいと思いますけど、最終的には本人の意思次第ですね。 地方公演が多いと会えないことが多いので、なるべく会える時は一緒にいるようにしています。僕は車の運転が好きで、運転しながら聞く曲は80年代の洋楽だったのですが、最近は息子がいるので『ミッキーさん』です」とのこと。何ともほほえましいエピソード。家族の温かさと、仕事の充実を今、身にしみて感じている孝太郎さん。その気持ちは、必ずや舞台上で発揮されるに違いない。



目黒の話

  孝太郎さんは高2から結婚するまで目黒に住んでいた。今も実家があるので時々訪れているとのこと。伯父の片岡秀太郎さんも以前住んでいたし、片岡我當さんは今も在住とのことで、片岡家は意外と目黒に縁がある。そのため、孝太郎さんも小さい頃からよく目黒で遊んでいたそうで、驚くほど目黒の地域情報に詳しい。「目黒で好きな景色は、青葉台の公園(西郷山公園)や茶屋坂から見える目黒川の桜ですね。高校生位の時、カキ氷の宇治金時が流行って、それを食べに行く時の合言葉が『目黒川スペシャル』を食べに行こうよって言っていたのですよ。 今はきれいになりましたが、そのころの目黒川は汚くてそういう色だったので仲間でそう呼んでいました」という地元ならではの話も。その他、駒沢通り沿いにある焼肉屋がお気に入りだったり、中目黒の『ヨハン』のチーズケーキが大好物だったりと、色々なお店をよくご存知。『累(かさね)』をやる時は、祐天寺に必ず行ってお札をもらうとも。地元の話、歌舞伎の話をおりまぜて、話して下さった。
 
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