大蔵流狂言師
茂山茂さん


2001年狂言小劇場で活躍
大蔵流狂言師 
茂山茂さん

プレゼントインフォ参照
 
 
プロフィール

 
茂山茂(しげやましげる)本名同じ。1975年9月9日京都生まれ。血液型A型。京都府立鴨沂高校卒。1975年京都大蔵流狂言師・茂山正義(現十三世千五郎)の次男として生まれる。祖父四世千作と父に師事。 1979年小舞「柳の下」で初舞台。1980年映画「百地三太夫」に出演。1989年京都能楽養成会に入会。1993年「千歳」を披く。1994年「三番三」を披く。「花形狂言少年隊」を従兄弟の茂山宗彦・逸平と結成。1994年「狂言小劇場」を兄の正邦、従兄弟の宗彦・逸平と旗揚げ。1995年東ヨーロッパ公演に参加。1998年「釣り狐」を披く。
趣味のスポーツはサッカー・バレーボール・テニス・野球・バスケットボールと多彩。京都で好きな場所は、賀茂川の河川敷。


「狂言」は興味があっても観に行くきっかけがないし、何か難しそう・・・と思う方も多いはず。でも1回観れば、思っているほど難しくなく、結構楽しめるものだと分かります!世の中何かとあわただしい昨今ですが、狂言を観て笑えば自然と元気な気持ちになるから不思議。伝統ある狂言も現在若手の活躍が目立つので、是非一度御覧あれ!!

京都・大蔵流 茂山家

狂言には今現在「大蔵流」と「和泉流」の2つの流儀がある。茂山家は京都が拠点の京都・大蔵流で、茂山茂さんはその中のお1人。祖父は人間国宝の茂山千作さん、父は千五郎さん、兄は正邦さん、従兄弟に宗彦さんと逸平さんという狂言一家。 江戸(東京)の格式ばった狂言に対し、茂山家は京都の人々に楽しんでもらうため、集会の余興などにも気軽に出かけていく芸風。どんな場所でも演じ、一般の人々にも楽しんでもらうと言う趣向から「お豆腐狂言」と呼ばれ、今や京都だけでなく全国で人気急上昇中。


茂山茂さん

茂山茂さんの初舞台は「柳の下」で4歳の時。「そのときの様子は全く覚えていませんけれど、舞台の一番古い記憶は小学校低学年の頃。『口真似』という狂言で兄(正邦)と従兄弟の宗彦くんと3人で出ていたのやけど、宗彦くんがはいていた長袴を僕たち2人が踏んで踏んで、宗彦くんがよろけていたのを覚えていますね」。 狂言師の家に生まれ、ごく自然に狂言に親しんでいった茂さんだが、一番悩んだ時期は中学から高校にかけて。「変声期で声も出なくて型も決まらなくて、どうすればきれいに見えるか・・・と悩んだ時期が4〜5年続きましたね。その間、狂言や能の舞を観て、この人のこの型きれいやなと思ったら鏡の前で色々試して考えました。 家は基本的なことは教えてくれるけど、大きくなってからは細かいところは教えてもらえへんので、自分に合った型を考えないといけないのですよ」と言う。その頃悩み、色々考えた経験が今、役立っているそうだ。


狂言小劇場

「『狂言小劇場』はかれこれ7年目。東京で年4回定期的にやらせてもろうてます。この公演は普段やらない曲をたくさんやってきた会なので、僕も勉強になっていますね。 そういう意味では常連になってくださっている方々にも楽しんでいただけると思うし、分かりやすいものを選んでいるので、まだ狂言をご覧になったことがない方は是非1回観て欲しいですね!!」とのこと。


最後に茂さんよりファンの方にメッセージ・・・

今、狂言観ている方は、どんどんコアになって下さい!(笑)狂言を観たことがない方は、とにかく1回観てください。(それがうちの狂言だったら、なおうれしいな。笑)
 
狂言小劇場の公演データはこちら >>> 三都企画プロデュース公演