歌に絵画に充実の35周年
・・・・・・・・・・八代亜紀さん



 
内容は発行した時点での内容です
 

八代亜紀(やしろあき)プロフィール



熊本県八代市出身。目黒区八雲在住。
1971年『愛は死んでも』でデビュー。
73年『なみだ恋』が大ヒットし出世作となる。
『舟歌』『雨の慕情』などヒット曲多数。
今年35周年を迎えた。
フランスの絵画展『ル・サロン展』5年連続入賞、永久会員に。


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はがきに住所、氏名、年齢、ターミナルホームページを見たと記入の上、下記まで。
応募多数の場合は抽選、2005年4月30日〆切。当選の発表は発送をもってかえさせていただきます。

152-8799 目黒郵便局私書箱第41号 ターミナル係まで



 

目黒区八雲(中根交差点近く)にお住まいの八代亜紀さん。
今年で芸能活動35周年を迎えた。
歌手として、画家として、多方面で活躍中。

★    ★    ★

<小さい頃から・・・>
「父が水彩画を描いていたので物心付いた頃からそれを見よう見真似で絵を描いたりしていました。そういう意味ではDNAですね。子どもの頃は絵の教室などにも通いましたし、『絵描きさんになりたい』というのが私の目標でした」。
そんな志を持ちながら絵を描き続けていた八代さんだが、お父様はギターを弾きながら歌ったりもしていたそうで、小さい頃から音楽に触れる機会も多かったという。
「両親の世代はとても苦労してきた世代ですので、自分の中では早く大人になって両親に楽をさせてあげたいという気持ちがずっとありました。そのことが歌い手になるきっかけにもなりました。親元を離れて熊本から上京する時は、父親にかなり反対されましたね。お父さんのことはとても尊敬していましたので、初めて私が反抗したということで、父はとてもショックだったようです。勘当状態で上京することになったので、やるからには何としてでも成功しようと頑張りましたね。『なみだ恋』が100万枚を突破するヒットとなった時、両親はとても喜んでくれました。父親も『あの時、亜紀をあんなにしかってしまって申し訳なかった』と涙ながらに言っていたという話を母から聞いたときは、切ない気持ちになりました」。


<歌うこと、絵を描くこと>

八代さんの中では歌うことと絵を描くことは、小さい頃から両方やってきたことなので感覚的には同じだという。「例えばレコーディングをしている時に譜面の端にちょっと絵を描いてみたりします。そうすると歌いながらうまく情景がイメージできたりするのね。反対に絵を描いているときにメロディーや詞が浮かんできたりもします。だからやっていることは違うけど、気持ち的には同じですね」。


<『不知火』に思いを込めて>
八代亜紀さんは今年35周年の節目の年。今までも数え切れないほどのヒット曲を生み出しているが、3月23日には『不知火(しらぬい)情話』という新曲がリリースされる。
「今まで曲作りに携わったりしてきましたが、今回の曲は初めて全面的に自分でプロデュースしています。私の故郷でもある熊本の八代海に夏の終わり頃『不知火』という不思議な現象がおきるそうなのです。八代海の沖に青赤くぼんやりと薄暗い感じで見えるらしいのですよ。まだそれが何なのかは解明されていないそうですが、年に1回だけそういう現象が起きるというのが神秘的ですよね。この現象が『じっと耐えながらも笑顔で頑張っている女心』と重ね合わせて描けたらという思いを込めました。多くの皆さんに聴いていただきたい曲です」。


<夢を実現させた新居完成>
目黒には20年前から住んでいるそうだが、とても好きな場所だという。
「まず今の場所を決める時にお向かいには教会があるし、自由通りというネーミングも素敵だし、八雲という地名は八代と同じ八の字が入っていてなんとなくこの地が私を呼んでいるような気がしたのです」。
このたび今までの建物を建て直し、5階建ての新築ビルが完成した。1階は絵のギャラリーや陶芸工房など一般の方も入れるスペース、2階はオフィス、3階はお母さんの部屋、4階は八代さんの部屋、5階は多目的スペースになっている。
「なぜこのような形で建てたかというと、どうしても私は地方に行ったりして家をあける時間が多くお母さんが家に一人で居るのも心配なので、人がいつもいるような場所に住ませてあげたかったのです。今は心配もなくなったし、笑いがたえない家になりましたね。楽しい毎日です。
私の主人はマネージャーとして30年以上やってくれていますし、結婚してからも12年が経ちました。私は油絵を描くし、主人は陶芸をし箱根や備前にも窯やアトリエがありますが、東京に居る時にもそういう活動ができるといいなというのが夢でしたのでそれも実現できるようになりました。


<地域の皆様にも・・・>

1階は地域の皆さんにも是非来て欲しいですね。ギャラリーになっていますので絵をご覧になったり、ご自分で描きたい方や陶芸をしたい方はサークルに入って楽しんでいただけたらと思います。
歌うことも絵を描くことも両方共とてもエネルギーが要ることですが、どちらも充実した時間を過ごしていると、とても良いギアチェンジになるのですよ。皆様にも日々の生活の中でちょっと気分を替える場としても利用して欲しいなと思います」。
フランスの『ル・サロン展』に5年連続入賞し永久会員にもなっている八代さんの絵を直接見られる貴重なスペースでもある。今年は新曲『不知火情話』を題材にした絵画を完成させてぜひル・サロン展に出展したいとのこと。
「絵は少しずつ描いていく工程が楽しく幸せな時間。今回の絵もとても素敵な物に仕上がりそうなので今からワクワクしています」と目をきらきらさせながら語ってくださった。






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