＜湖月わたるさん囲み取材＞

Q　この会場でダンス公演をするのが夢でその夢が叶ったとトークの中でおっしゃっていましたが、選曲や演出などで湖月さんもアイデアを出しましたか？

A 本当に最初の段階から打ち合わせに参加させていただきましたので、スタッフの皆さんと一緒にこの作品を作り上げたという思いです。

曲はノリがいいものを中心に選び、オリジナル曲も3曲作っていただきました。

この劇場は円形ということもあって、昨日リハーサルでこの会場に入ってから色々手直しをして、なるべく近くで皆様に見ていただけるようにしました。今回初めて紅一点という立場で出させていただいて、男に見えないように頑張らないと思いつつも（笑）、皆さんの中にいる自分がとても気持ちよくて。ヒップホップは男前に踊れば踊るほどいいと（演出・振付の）佐久間さんにおっしゃっていただいて、それでふっきれたので男性陣に負けないように私も思いっきりかっこよく踊れたらと思います。

Q Besideという曲で作詞にも挑戦なさいましたが、この曲はどのように生まれてどんな思いが込められていますか？

A バラードの作詞をしたのは初めてだったんですけど、遠距離恋愛をテーマにしたらどうかなと思って。夕方カフェに行って、愛の言葉が書いてあるような本を読みながらイメージを沸かせていたらちょうど夕暮れになってきて一気にイメージが膨らんで書き上げました。さみしくてちょっと眠れない夜とかに聴いていただけたらいいかなという曲になったと思います。

Q 衣裳も色々着こなしていますが、特にピンクのミニスカートが印象的ですね。

A リハーサル風景を撮ったビデオを見たら意外と男っぽい姿だったので（笑）、髪型も工夫して女性らしさを意識してみました。まだちょっとスカートがひらひらしていることが恥ずかしくてショートパンツのほうが落ち着くのですが、大人かっこいい女性を目指したいと思います。

Q ストリートダンスに挑戦してみていかがですか？

A 観ているのとやるのでは大違いで難しかったですね。でも、ダンスのジャンルは違っても共通していることも多いので、振りが進むにつれて謎が解けたり体が動きやすくなったり。宝塚時代からたくさん踊らせていただいているのですが、ヒップホップを踊ってどこも体が痛くならないし、体の調子もよくて楽しく自由に踊れているというのが今回の発見です。

Q ファンの方にメッセージを

A こういう私を見たかった！とか、観た方に新鮮に思っていただけたら。そして、男性ダンサーたちと踊り歌っている姿を観て、一緒にライブ感を味わって楽しんでいただけたらと思います。